ホタルのシーズンになりました。 第3巻執筆大詰めをぬってホタルの光を求めて歩きました。
ホタルと言えばホタルブクロ・・・。ふわっと手のひらに飛び込んできたホタルを、ホタルブクロの花の中にそっと入れると、釣り鐘型の花なので、案外しばらく入っていてくれて・・・ 光が透けるのを楽しんだ幼なじみたち・・・
私が子どもの頃には、東京の23区内の田んぼや小川にもいたヘイケボタル。そして、ちょっとした緑地には見られたホタルブクロ。誰にでもできた遊びです。
20世紀の半ばまで、確かにあった自然を愛でる楽しみを、21世紀の今振り返り、行政に働きかけて公園緑地に置き換え、未来の子どもたちに残したいと思います。
この植物は、野原のような場所よりも手入れの行き届いた雑木林の縁などにはえるので、今の東京にはなかなか生存していない植物です。
お向かいの墓所の石垣の上に咲いていました。で、そろそろ除草が入るとはらはらしていましたら、案の定作業が入り、抜かれていました。
根が付いていましたから、作業員の方にお願いして頂くことになりました。それで、他の場所のも抜くのなら・・・ と、お願いして抜いて頂いたら、なんと「ヤマホタルブクロ」。同じような場所にこの2種があるなんて、驚きました。
こちらが、とても喜んだためか・・・ まだありましたが、残してくださることになりました。このように風情があって蔓延らず、花屋では買えない植物を、どうして抜くのか、不思議でなりません。
このホタルブクロの行き先が心配ですか・・・?
目出度く近所の某中学・高等学校のバタフライガーデンに移植されました。
移植元の株は、来年も見張って残して頂きましょう。
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