50年前のカタツムリ

初夏の雨上がり、庭のヤツデに乗っていたカタツムリは右巻きか左巻きか・・・

園芸と生き物の好きな小学生は、ヤツデの葉の上のカタツムリを描くのが好きでした。

湿り気はあるけれど爽やかな雨上がりの朝、決まって同じ葉の上にいたカタツムリ・・・

何年見ていたかは覚えていませんが、庭のある家に住まなくなり、この半世紀、ヤツデというベランダには置けない植物を思うたびに、セットのように、つやつやしたヤツデの葉の上のカタツムリが瞼の裏に浮かびました。

 

11月に入り、第二巻「カタツムリ」の目次ができて、そこに入る絵もすっかり揃え、監修の中井先生にもご覧頂き、あとは全体のバランスや色を最終決定するところです。

目次に示された各ページをじっと見つめていたら、遠いむかし庭にいたカタツムリが、何を食べる生き物かしらなかったことを思い出しました。

普通、イモムシが葉をはっていれば、その葉には食痕があり、見る間に丸坊主にされかねません。園芸少女にとっては駆除の対象です。でも、カタツムリがのった葉には穴の一つも開いていません。その意味ではアマガエルと一緒。庭の植物に害はありません。カエルが虫を捕ることは知っていましたが、さて、カタツムリが何を食べているのか・・・

「あら? なんだろう・・・」とは考えず、梅雨の風物詩の絵のテーマとしてだけ考えていたらしく、「ああ今年もカタツムリがいる」と、見ていたのでしょう。

 

関東地方で、カラが3cm以上になるカタツムリは、ミスジマイマイか、ヒダリマキマイマイです。この6~7年、カタツムリを飼育するようになって、私が好きで描いたカタツムリは何だったのか、ずっと気になっていましたが、目次に入れるカタツムリの絵を選んでいる最中に、「アラ! な~んだ」と、気がつきました。

 

私が好きで描いていたカタツムリは、右から左にはう形のカタツムリ「ヒダリマキマイマイ」です。そんな身近な謎にお答えできるカタツムリの不思議な世界をお楽しみに!

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コメント: 1
  • #1

    勃起不全 (水曜日, 29 4月 2015 11:16)


    すごい!
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